コンクール付き添い回想録・9 〜いざ、審査へ

 

一番弟子くんの3つ前の方の演奏が終わったのを確認して、準備をして3階へ。

万一を想定して、ぎーぎーの三線も持って上に上がりました。

万一とは、突然ウマが折れる、微調整でカラクリを触った途端折れる、張り替えて来たにもかかわらず糸が切れる……

舞台には魔物が住んでおりますので、悪さをされてしまう事もあるんですね。

一番弟子くんには魔除けのサンも持たせましたので、今回は大きなトラブルはありませんでした。


2つ前の方の演奏が終わり、舞台下手へ入ろうとすると、

「ぎーぎー先生、ちょっとお手洗い」

え〜っ、このタイミングで😱

とはいえ、行かないと集中できないでしょうから、

「まだ大丈夫だから行ってきて!」

と送り出して、ぎーぎーは待機です。


戻ってから舞台下手へ。

椅子に座ったり、立ってウロウロしたり、座椅子に座ってみたり……

一番弟子くんなりに自分の中にある不安と闘っておりました。


前の方が終わり、その方の師匠に

「頑張って!」

と力を頂き、間もなく一番弟子くんの番号が呼ばれました。

いつも通りに歌うことの難しさ、痛感したと思います。

◯拍子が早くなる、節入りが雑になる、など今までお稽古してきた中では、あまり良い出来ではなかったように感じます。

ですがぎーぎーが受験者だった時もそんなものです。

コンクール舞台で実力の半分出す事ができれば、いい方ではないでしょうか?


最後まで通して歌う事ができましたので、審査対象となりました。

今の彼ができることは精一杯できたと思います。

途中で止まる事なく、一つ山を越える事ができたのかなぁと嬉しく思いました😊




コメント

二神富子 さんのコメント…
おはようございます。

このへが緊張の極みかなと思います。魔物の住んでいる舞台へと上がるんですもの。

全部歌い切りホットされたことでしょう。
ぎーぎー さんの投稿…
@二神さん、おはようございます😃
いつもコメント頂き、ありがとうございます🙇‍♀️
ぎーぎーは三線、箏、笛でそれぞれ3回、合計9回コンクール受験をしておりますが、毎回ガチガチに緊張してました。
何度やっても慣れないものです。

その中で一番大切な事は、「最後まで演奏を通す事」です。
途中で諦めてお辞儀して帰る方いらっしゃいますが、少々上手くいかないところがあっても、最後まで通してほしいです。
とは言え、長い曲になりますと、心折れそうになるんです。
その時こそが、日頃の稽古量で「フォローできるか・できないか」の境目です。

厳しさを一つ越えることができますと、また少し、上手くなります🎵