一番弟子くんの3つ前の方の演奏が終わったのを確認して、準備をして3階へ。
万一を想定して、ぎーぎーの三線も持って上に上がりました。
万一とは、突然ウマが折れる、微調整でカラクリを触った途端折れる、張り替えて来たにもかかわらず糸が切れる……
舞台には魔物が住んでおりますので、悪さをされてしまう事もあるんですね。
一番弟子くんには魔除けのサンも持たせましたので、今回は大きなトラブルはありませんでした。
2つ前の方の演奏が終わり、舞台下手へ入ろうとすると、
「ぎーぎー先生、ちょっとお手洗い」
え〜っ、このタイミングで😱
とはいえ、行かないと集中できないでしょうから、
「まだ大丈夫だから行ってきて!」
と送り出して、ぎーぎーは待機です。
戻ってから舞台下手へ。
椅子に座ったり、立ってウロウロしたり、座椅子に座ってみたり……
一番弟子くんなりに自分の中にある不安と闘っておりました。
前の方が終わり、その方の師匠に
「頑張って!」
と力を頂き、間もなく一番弟子くんの番号が呼ばれました。
いつも通りに歌うことの難しさ、痛感したと思います。
◯拍子が早くなる、節入りが雑になる、など今までお稽古してきた中では、あまり良い出来ではなかったように感じます。
ですがぎーぎーが受験者だった時もそんなものです。
コンクール舞台で実力の半分出す事ができれば、いい方ではないでしょうか?
最後まで通して歌う事ができましたので、審査対象となりました。
今の彼ができることは精一杯できたと思います。
途中で止まる事なく、一つ山を越える事ができたのかなぁと嬉しく思いました😊
コメント
このへが緊張の極みかなと思います。魔物の住んでいる舞台へと上がるんですもの。
全部歌い切りホットされたことでしょう。
いつもコメント頂き、ありがとうございます🙇♀️
ぎーぎーは三線、箏、笛でそれぞれ3回、合計9回コンクール受験をしておりますが、毎回ガチガチに緊張してました。
何度やっても慣れないものです。
その中で一番大切な事は、「最後まで演奏を通す事」です。
途中で諦めてお辞儀して帰る方いらっしゃいますが、少々上手くいかないところがあっても、最後まで通してほしいです。
とは言え、長い曲になりますと、心折れそうになるんです。
その時こそが、日頃の稽古量で「フォローできるか・できないか」の境目です。
厳しさを一つ越えることができますと、また少し、上手くなります🎵